12月8日、大仙市大曲の「はなび・アム」を会場に「戦争への扉を開いた12・8集会」が開催され、悪天候にもかかわらず35名の参加がありました。大曲平和労組や社民党で構成する「大仙・仙北・美郷平和運動連絡会」の主催です。代表の加藤麻里さんが「1941年12月8日の真珠湾攻撃から83年がたちました。日本が再び戦争を起こすことなく巻き込まれることのない平和を願って続けてきたこの集会です。秋田の片隅の集会ではありますが平和憲法のもと今年も開催できますことをうれしく思っています。」とあいさつしました。今回は「鎌田慧さんと歩く下北半島」というDVDの上映で2022年に鎌田さんを案内役に、世界を見回しても核施設と軍事施設がこれほど密集している地域はないであろうという青森県下北半島を歩いた記録です。福島原発事故を経て見直されると思われた原子力政策がどうなっているか、ウクライナ戦争にみる攻撃目標としての原発や核兵器攻撃の脅威も関心事です。米軍三沢基地・六カ所再処理工場・むつ市中間貯蔵施設・東通原発・大間原発。風の音や車の音も臨場感たっぷりで一緒に歩いている気分で隣の青森県の現状を改めて考える機会になりました。意見交換でも5名の方々が実際原発地帯を車で走った印象や六カ所の反対集会にバスを連ねて行った思い出などを語ってくれました。東京から遠い過疎の地域が中央からの補助金をたのみに建設を受け入れた経緯も話され、同じ東北人として深く考えさせられました。